近所の模型店で童友社の1/350岐阜城を購入した。小学生のころに購入した同社の姫路城のプラモデルに同封されていた小冊子の中に、この岐阜城の写真があったのを覚えている。小ぶりな天守閣ながら、険しい山の上に建っている姿が印象的で昔のことながらよく覚えている。

すでに40年以上前のキットだが、城のプラモデルは古いものが大半なのであまり気にしてもしょうがない。

パーツは城のプラモデルとしてはスタンダードな印象だが、ひときわ目立つのはやはり金華山山頂を表現したベース。それから、説明書を読んで驚いたのはスポンジの使い方。べりッとやるんだ、べりッと。
岐阜城は、元々稲葉山城と呼ばれ、戦国大名のはしりの一人である斎藤道三の居城として知られていたが、三代目の竜興の代に織田信長によって落城、その後は信長の居城となった。彼はこの地を治めるときに「岐阜」と改名し、それが現在まで残っているというわけで、ちょっとした歴史のロマンを感じる。織田信長というと安土城が有名だが、彼が戦国大名として最も長く本拠としていたのがこの稲葉山城改め岐阜城である。
童友社の岐阜城のキットは、箱の説明によると古い絵図などをもとにかつての姿を再現したもので、現在の岐阜城を再現したものではないそうで、その辺もなかなか心をくすぐられるものがある。
まずは、こいつをどう仕上げるかを考えることにしよう。プラモデルはこの時間もまた楽しいんだな。
コメント